歴史は繰り返えす。細胞の記憶も執拗なものである。徳富蘆花『みみずのはたはごと』 ロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、とても憂鬱な日々を過ごしている。嫁さんが近づきがたいぐらいらしい。で、何がここまで憂鬱にさせているのかを考えてみると、…

専制とは、一為政者がその権力を人々の利益のためではなくて、彼自身の個人的な独自の利益、彼自身の欲望のために用いることである。 ジョン・ロック『市民政府論』 バラク・オバマの回顧録『約束の地』が出版されたのは昨年のこの時期で、さっそく僕も読ん…

世界国家がどうまく出来れば一番いいし、無政府でうまくいけばそれもいい 志賀直哉『わが生活信条』 久しぶりに文章を書いてみようと思う。ただし、それはとても難しいことだから、僕は以前からさまざまな書籍からの引用に頼ってきた。何かしらの文章を引き…